ソナチネってなぁに?

こんにちは!東戸塚cocoroピアノ教室、講師の南波です😊


さて本日はタイトルにもある通り、ソナチネについてお話ししていきたいと思います!

ピアノを始めて数年経つと弾く機会が出てくる、ソナチネアルバム。

ソナチネアルバムにはクレメンティやクーラウなど様々な作曲者のソナチネが収載されています🌷

ただこの『ソナチネ』、曲名ではありません!

それでは『ソナチネ』とはいったいなんなのでしょうか?

ソナチネ=曲の形式になります🎵

ソナチネはイタリア語でsonatinaとつづり、sonata(ソナタ)の末尾の母音の前に-in-をつけた形になります。

この形は小さい、少しといったニュアンスを付け加える表現です。

sonatinaを日本語に訳すと、

小さなソナタ

または、ちょっとしたソナタ

といった感じでしょうか☺️

では、ソナタとはなんでしょう?

大まかにお話しすると、

ソナタとは起・承・転・結のようにそれぞれ繋がりはありつつも、4つ(もしくは3つ)の異なるキャラクターをもつ楽章から成る楽曲のことを指します。

ソナチネを演奏する際も、この楽章ごとのキャラクターの特徴をしっかりつかんで弾きわけるのが大事なポイントとなります!

意識するだけで演奏がぐんと変わります。

参考にしてみてください🍀

ソナタの楽章について、詳しく書きましたのでご興味ある方はご覧ください👀

古典派のソナタは第一楽章にソナタ形式を置いた3〜4楽章から多楽章の器楽曲です。

メインとなるのはソナタ形式の第一楽章、次に重要なのが終楽章(フィナーレ)で、ソナタ形式やロンド形式の生き生きとした楽章で全曲を締めくくります。

中間の楽章は、全体の楽章数によってキャラクターが変わります。

3楽章構成の場合、中間楽章は緩徐楽章と呼ばれゆるやかなテンポの曲が真ん中に置かれます。

4楽章構成の場合は、さらにメヌエットやスケルツォといった踊りの楽章が追加され、より壮大なソナタになります。

時代によりソナタの形も変化していきますが、ベートーヴェンやモーツァルトなど古典派の作曲家のソナタを弾く際にぜひ確かめてみてくださいね✨

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